[ 金融・商況 ]
(2017/12/26 10:30)
イーサリアム上昇、第二世代の方が前途明るい-アナリスト
仮想通貨で最大のビットコインはクリスマスの祝日にかけて続落した。2万ドルの大台を突破できなかったことを契機とした下落基調に歯止めを掛けられずにいる。先週は4日続落していた。
ビットコインはニューヨーク時間25日午後4時8分(日本時間26日午前6時8分)時点で前週末比3.8%安の1万3703ドルとなった。ブルームバーグがまとめた価格に基づけば、これは過去最高値1万9511ドルを30%下回る水準。他の米市場はクリスマス休日でほとんどが休場。
オンラインブローカー、イートロ(テルアビブ)のシニアマーケットアナリストのマティ・グリーンスパン氏は、最近の仮想通貨の上昇があまりにも急激だったため、投資家がクリスマスのホリデーシーズン入りで資金を引き揚げる傾向にあると説明した。
ビットコインが週日に5日連続の下げとなったのは前回が9月で、その前は7月。これまでは数日続落の後、反発するケースが多かった。
一方、イーサリアムは上昇し、前週末比約5%高の717ドル。
ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、マイク・マクグローン氏は24日公表のコメントで、ブロックチェーンをベースとした新生の仮想通貨は急速に主流のファイナンスに入りつつあるが、イーサリアムのような第二世代のデジタルコインの幾つかの方がビットコインよりも前途が明るいと指摘した。(ブルームバーグ)
(2017/12/26 10:30)