[ 政治・経済 ]
(2018/1/4 12:00)
トランプ米大統領は3日、首席戦略官ならびに上級顧問を務めたスティーブ・バノン氏について、昨年夏にホワイトハウスを去った後に「正気を失った」と非難した。
ホワイトハウスが発表した声明で大統領は「バノン氏は解雇された時、自らの職だけでなく正気も失った」とし、「スティーブは自分一人の力で対処する状況となり、勝利は見掛けほどたやすくないことを学んでいる」と加えた。
ニューヨーク・マガジン誌は3日、出版が予定されているマイケル・ウォルフ氏の書籍の一部を掲載。その中でバノン氏はトランプ氏の選挙キャンペーンのほか、トランプ氏と家族を批判している。また英紙ガーディアンが掲載した同書籍の一部では、2016年6月にトランプ・タワーで行われたトランプ・ジュニア氏とロシア人弁護士との面談を巡り、モラー特別検察官が「ジュニア氏を厳しく追及する姿が全国テレビで見られるだろう」とバノン氏が予想している。
ガーディアンによれば、バノン氏はさらにこの面談について「反逆的」で「愛国心に欠けた」ものだと指摘した。
ブルームバーグ・ニュースはガーディアンに掲載された発言についてバノン氏に連絡を取ったが、同氏はコメントを控えた。(ブルームバーグ)
(2018/1/4 12:00)