【電子版】米メトロポリタン美術館 入館料の支払い義務化－3月から

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  ニューヨークのメトロポリタン美術館（EPA＝時事）

　【ニューヨーク時事】世界三大美術館の一つにも数えられる米ニューヨークのメトロポリタン美術館は4日、任意としてきた入館料の支払いを3月1日から義務に切り替えると発表した。ニューヨーク州の居住者や近隣州の学生には引き続き任意の支払いを認める。

　変更後は、現在の「推奨価格」である大人25ドル（約2800円）、シニア（65歳以上）17ドル、学生12ドルの支払いを求める。12歳以下は無料とする。

　メトロポリタン美術館は年間700万人もの来館者を誇るが、近年は入館料を支払わない人が増え、収入減に悩まされていた。同館によると、2004年には来館者の6割超が入館料を全額支払っていたが、現在は2割以下にとどまる。今回の変更で、海外からの旅行客ら来館者の約3割が影響を受ける見通しという。