[ ICT ]
(2018/1/9 12:30)
従業員20%削減、ドローン事業から撤退
米ウエアラブルカメラメーカーのゴープロは、身売りの可能性について助言を得るため米投資銀行JPモルガン・チェースを起用した。事情に詳しい関係者が明らかにした。
業績不振に陥っているゴープロは8日、世界全体の従業員の20%余りを削減し、ドローン事業から撤退する計画を明らかにした。この日発表した暫定ベースの2017年10-12月(第4四半期)業績は期待外れな内容となった。JPモルガン起用についてはCNBCが先に報じ、それをきっかけにゴープロの株価は下げ幅を縮小した。終値は12.8%安の6.56ドル。一時は33%下げる場面もあった。
同社のニック・ウッドマン最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「規模の面で当社を支援するような、より大きい組織と手を組む機会があれば、われわれは当然それを検討するだろう」と語った上で、「われわれの仕事は消費者行動にゴープロを合わせ、当社のアピールや範囲、関わりを広げる機会を探すことだ。それはパートナーあるいは買収する企業と組むほうが容易な場合もあるだろう」と述べた。
同CEOはJPモルガンをバンカーとして起用したことを認めた上で、現時点では身売り検討に同行は関わっていないと説明した。(ブルームバーグ)
(2018/1/9 12:30)