[ ICT ]
(2018/1/10 05:00)
NECと住友重機械工業は人工知能(AI)を活用した実証実験を行い、プラスチック射出成形機の出力データを利用して故障予兆を検出することに成功した。両社は実験結果を基に製品の良品判定や、運転条件・設定の自動調整などでもAIを活用することで連携する。
実証実験では、射出成形機に標準的に搭載されているセンサー群の時系列データを活用。ボールネジが正常な場合と損傷を受けた場合のデータの差異検出が可能かどうかを検証した。
NECのAI技術「ラピッド機械学習」を活用し、正常なデータと損傷した場合のデータの時系列データを分析した。
その結果、1500あるデータセットを20分程度で学習し、1データセット当たり0・4秒以内にデータを高精度に判別できることを確認した。
(2018/1/10 05:00)