[ 政治・経済 ]
(2018/1/10 15:30)
ハワイ沖でSM-3ブロックIAを発射する海上自衛隊の護衛艦「こんごう」(DDG 173 2007年12月、米海軍提供)
【ワシントン時事】米国務省は9日、日米共同で開発している新型迎撃ミサイルSM3ブロック2Aの日本への売却を承認し、議会に通知した。売却総額は約1億3300万ドル(約150億円)。国務省当局者は「日本のミサイル防衛能力の向上に寄与する」と説明している。
声明によると、売却が承認されたのはミサイル4発と発射機4機で、配備のための技術的支援なども含まれる。ブロック2Aは現行のブロック1Aより迎撃範囲などが向上し、自衛隊の護衛艦や陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」にも装備できる。
同当局者は「北朝鮮の挑発行動に対する自衛手段を同盟国に提供するというトランプ大統領の約束を実行に移したものだ」と語った。
(2018/1/10 15:30)