[ 金融・商況 ]
(2018/1/12 11:00)
投資家リスクのほか各国・地域の当局監視懸念が拡大した(ブルームバーグ)
試練の1週間、各国の監視・規制懸念広がる
仮想通貨ビットコインは12日、さらに値下がりし、週間ベースでは3年で最悪のパフォーマンスとなりそうだ。投資家リスクのほかマイニング(採掘)に要する電力など、さまざまな懸念を巡って各国・地域の当局が監視を強めていることが背景。
香港時間12日午前8時24分(日本時間同9時24分)現在、ビットコインは1万3019ドルでの取引。週初からの下落率は22%と、2015年1月以来の大きさとなっている。ブルームバーグ集計価格が示した。ビットコイン先物上場を受けた昨年12月半ばのピークからは約33%下げている。
韓国の朴相基(パク・サンギ)法相は11日に記者団に対し、同省が取引所を通じた仮想通貨の取引を禁じる法案を準備していることをあらためて明らかにしたほか、中国はビットコインの採掘者による電力使用の制限を計画していると関係者が述べた。また、米上院銀行委員会はビットコインや他の仮想通貨に関する公聴会を2月初旬に開催する予定。事情に詳しい関係者が明らかにした。(ブルームバーグ)
(2018/1/12 11:00)