資生堂、米社から人工皮膚形成技術を買収−スキンケアに応用

資生堂は１２日、オリボラボラトリーズ（米・マサチューセッツ州）が保有する人工皮膚形成技術「セカンドスキン」事業を買収したと発表した。買収金額は非公表としている。同技術はシワやたるみを瞬時に隠すことを可能にするとされる。今後即効性のあるシワやたるみの補正、高い効果が持続するスキンケアや日焼け止めクリームなどを開発する。

「セカンドスキン」はポリマーベースのクリームの上に専用の乳液を重ねて塗ることで、肌と一体化し凹凸を補正する人工皮膚を肌上に形成する。

オリボの研究開発チームは資生堂アメリカズに移籍し、資生堂グループの研究技術開発をサポートする。

オリボは、米マサチューセッツ工科大学の皮膚科学の世界的権威であるロバート・ランガー博士らによって２０１５年に設立した。