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【電子版】不明マレーシア航空機の捜索再開 米企業と政府が契約

(2018/1/13 18:30)

行方不明となったマレーシア航空370便と同型機(ボーイング777-200ER )行方不明となったマレーシア航空370便と同型機(ボーイング777-200ER )

  • マレーシアのプトラジャヤで、不明機の捜索再開を発表するリオウ運輸相(中央)(10日、時事)

リオウ運輸相「不幸な出来事に終止符を打つ」

 【プトラジャヤ(マレーシア)時事】2014年3月に南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空機に関し、マレーシア政府は10日、海洋探査を手掛ける米企業オーシャン・インフィニティと契約を結び、捜索活動を再開すると発表した。

 オーシャン・インフィニティは1月半ばからインド洋南部の2万5000平方キロメートルの海域を中心に捜索する。90日以内に不明機の残骸かフライトレコーダー、または両方を発見すれば、マレーシア政府が捜索範囲に応じて2000万ドル(約22億4000万円)から7000万ドル(約78億4000万円)の報酬を支払う。

  • 行方不明になったマレーシア航空370便に対するメッセージボード(2014年3月、クアラルンプール国際空港 ブルームバーグ)

 マレーシアのリオウ運輸相は、契約調印式後の記者会見で「われわれが4年近く追い求めてきた答えを見つけ、この不幸な出来事に終止符を打つことを願っている」と述べた。

 239人を乗せたマレーシア機は14年3月8日、クアラルンプールから北京に向かう途中で行方不明になった。マレーシア、オーストラリア、中国の3カ国は墜落場所とみられるインド洋南部の12万平方キロメートルの海域を捜索。インド洋のフランス海外県レユニオン島などで不明機の一部残骸が確認された。しかし、機体の主要部分の発見に至らず、17年1月に捜索を休止した。

(2018/1/13 18:30)

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