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[ 医療・健康・食品 ]
(2018/1/15 05:00)
【那覇】フルステム(那覇市、千葉俊明社長、098・988・7760)は、再生医療向け脂肪幹細胞を10億個単位で培養、回収する装置を4月に発売する。ボトル状容器に詰めた多数の不織布片で細胞を高密度に培養し、95%以上の割合で回収する。運用コストは培養数が5億個で50万円以下。1000万個当たり150万円程度かかる競合品より大幅に抑えた。同一ロットの細胞を一度に大量生産できる。
発売するのは細胞培養装置「アチーバCS」。培養資材などとキット販売する。不織布内に付着する細胞を物理的手法と酵素による化学的手法で脱着し、高回収率を実現する。3月の日本再生医療学会で公表する。
価格は他社製品の半額以下の1000万円以下に設定。装置の構造を単純にし、生産コストを抑えた。製薬会社など再生医療関連企業や培養受託施設に販売する。すでにマレーシアと中国の研究機関から5台前後の受注があるという。大きさは680...
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(2018/1/15 05:00)
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