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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/1/16 10:30)
高級車ブランドのキャデラックは世界販売が過去最高に上る可能性がある今年、米ゼネラル・モーターズ(GM)のハイテク製品ラインとしての歴史的役割を再び担う。
GMは中国での急成長を踏まえ、キャデラックが向こう10年で新しい電気自動車(EV)や自動運転車を投入していくのに適したブランドだと考えている。キャデラックのヨハン・ダ・ネイシン社長がデトロイトで開催中の北米国際自動車ショーでのインタビューで明らかにした。
同社長によると、2023年までにGMが世界で販売する計画のEV全20車種のうちキャデラックは「過当な割合」を占めることになる。キャデラックは最初のEV発売から数年後には、何らかの種類の自動運転車も製品ラインアップに加えるという。
同社長は「キャデラックは将来、GMのテクノロジーをリードするブランドになる。テクノロジーはキャデラックでまず導入され、その後に他のブランドでも採用していく」と説明した。
EVを重視する取り組みの一因には、キャデラックの中国市場での急成長と、中国政府がバッテリーで駆動する車種の増加を求めていることがある。ダ・ネイシン社長はブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、今年の中国販売が20万台を超える見通しを示した。予想通りなら昨年の51%増に続いて14%程度の伸びとなる。
キャデラックの17年の販売台数は過去2番目の高水準で、世界全体では約16%増の35万6000台強だった。中国は世界販売台数の半分強を占めた。(ブルームバーグ)
(2018/1/16 10:30)