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[ 環境・エネルギー ]
(2018/1/16 13:00)
ロンドン市場で15日、北海ブレント原油が3年ぶりに70ドル台で引けた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国が生産抑制の継続を呼び掛けたことから、最近の原油高で産油国の取り組みが弱まるとの懸念が緩和された。
カタールやアラブ首長国連邦(UAE)に同調しイラクのルアイビ石油相は13日、市場安定に寄与してきた減産を維持すべきだと述べた。これに先立ちシティグループやソシエテ・ジェネラル、JPモルガン・チェースは産油国連合が12月の終了予定に先立ち、年央から市場介入を縮小し始める可能性があると予想していた。
プライス・フューチャーズ・グループのシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏はイラクによる減産維持要請は「相場が上昇する新たなサインだ」と述べ、「世界的に供給は実際、引き締まり始めている」と指摘した。
ロンドンのICEフューチャーズ・ヨーロッパで取引されるブレント3月限は39セント上昇し1バレル=70.26ドルと、終値で2014年12月以来の高値に達した。先週は3.3%値上がりした。(ブルームバーグ)
(2018/1/16 13:00)