[ 政治・経済 ]
(2018/1/17 02:00)
減税効果による増益期待など米経済の先行きを楽観視する見方が広がり大幅続伸した(16日、ニューヨーク証券取引所、ブルームバーグ)
過去最速の上昇ペース
16日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均が初の2万6000ドル台に上昇した。企業利益をめぐる楽観が強気相場にさらに勢いを付けている。
ダウ平均は2万5000ドルを突破してからわずか12日で新たな大台に乗せ、過去最速の上昇ペースを記録した。
銀行大手JPモルガン・チェースに始まった決算シーズンは予想を上回り、減税効果への期待によるさらなる増益予想が加わり、強気センチメントをあおっている。ブルームバーグがまとめたデータによると、10-12月(第4四半期)決算は平均で1株利益が12.5%、売上高が7.2%それぞれ増加が見込まれている。
ニューヨークでの取引開始時、ダウ平均は前営業日比0.8%高の26012.20ドル。S&P500種株価指数は0.5%上昇の2801.35と、こちらは2800台に乗せた。ナスダック総合指数は0.7%上げて過去最高を更新。(ブルームバーグ)
(2018/1/17 02:00)