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[ 中小・ベンチャー ]
(2018/1/22 05:00)
【札幌】バーナードソフト(札幌市北区、瓜生淳史社長、011・776・6738)は、人工知能(AI)を活用して音で周囲を監視するシステム「エスカレイド」を6月に投入する。夜間の工場や無人の変電所などの監視向けに提案。最大300カ所を同時に監視できるのが特徴で、AIを用いて監視コストの低減などが図れる。初年度5セットの販売を目指す。AIを学習させるため、実証実験も年5―10件実施する考え。
エスカレイドは工場などの現場に集音装置を設置して使用する。音データをサーバーで収集しAIが通常時と異なる音を検出するとメールなどで管理者に通知。管理者の現場巡回の回数などを減らせ省力化につながる。1カ月分の音データを即時確認できる状態に保存することも可能だ。
瓜生社長は「例えば変電所では動物が侵入し、機器が止まっているのに映像だけでは分からない場合がある」とし、現場の異常を音で検知することに需要があるとみる。
エスカレイドは、かんでんエンジニアリング(大阪市北区)と共同で開発を進めている。価格は30カ所まで監視できるサーバーで100万円程度。集音装置は指向性・無指向性マイク、集音センサーのいずれかと有線LANなど通信経路も選択でき1カ所当たりメーカー保証の有無で10万円程度と2万円程度の2種類を用意。次期バージョンでは人間の可聴域外の音も検知できるシステムに改良する。
(2018/1/22 05:00)
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