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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/1/23 05:00)
三菱ケミカルは2020年度をめどに、リチウムイオン二次電池用電解液の生産能力を現状比2・8倍の年12万トンに増強する。欧米など海外工場中心に増設や設備改良を行う。総投資額は100億円規模の見通し。主要国での環境規制強化や新政策により電気自動車(EV)など電動車シフトが加速する。スマートフォンなど民生用途は中国勢に席巻され、ここ数年は厳しい環境だった。車載用途の本格化で負極材を含む電池材料で攻めに転じる。
三菱ケミカルは車載用途のリチウムイオン二次電池の電解液で世界シェア4割の最大手。日本を含む現状の能力は年4万3500トン。段階的に米国で、電解液の生産能力を、現状比3倍の年3万トン程度まで引き上げる。同国内のEVメーカーの生産動向を見ながら、テネシー州メンフィス市の既存工場を増強する。
英国では停止していたストックトンオンティーズ市の工場を今春に、再稼働させる。韓国の電池大手が相次...
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(2018/1/23 05:00)
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