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[ 科学技術・大学 ]
(2018/1/23 05:00)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京大学、TOTO、三菱ケミカルは、水量が少なくても安定的に分解できる光触媒パネルを開発した。チタン酸ストロンチウム光触媒を塗布した基板上に水を張り、水素と酸素に分解する。
水深が1ミリメートルでも反応が進み、重量が軽くなるため、耐荷重の低い安価な反応容器を設計できる。2021年度までにエネルギー変換効率を10%に引き上げることを目指す。
光触媒シートを封止したパネル内部に水を巡らせて太陽光エネルギーで分解する。気泡が小さなまま流れるため、水の厚みが1ミリメートルと薄くても反応が止まることはない。パネル1平方センチメートル当たり、3・7ミリリットルの水素を1時間で生成できることを確認した。
広さ1平方メートルで厚み1ミリメートルの水をはっても重量は1キログラムですむ。パネルの構造部材に安価な樹脂材料を利用できるようになる。
(2018/1/23 05:00)
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