ＬＩＮＥの格安スマホ子会社、ソフトバンクと資本提携

• 

ＬＩＮＥは３１日、子会社が仮想移動体通信事業者（ＭＶＮＯ）として手がける格安スマートフォン事業においてソフトバンクとの戦略的提携に基本合意したと発表した。端末調達やマーケティング活動などを共同で運営する見込み。格安スマホ市場は携帯大手の割安な料金プランの投入などを背景に成長が鈍化している。その中でソフトバンクと連携し、格安スマホ事業の成長を加速する。

格安スマホ事業子会社「ＬＩＮＥモバイル」が実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける。増資後の出資比率はソフトバンクが５１％、ＬＩＮＥが４９％になる。ＬＩＮＥモバイルの嘉戸彩乃社長は留任する。ソフトバンクとの具体的な連携内容は今後詰めるが、端末調達などを共同で手がける見通し。

ソフトバンクは傘下のスマホブランドにメーンの「ソフトバンク」と低価格の「ワイモバイル」を持つ。これに「ＬＩＮＥモバイル」を加えることでスマホ顧客の囲い込みを強化する。