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[ 中小・ベンチャー ]
(2018/2/3 05:00)
貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスのクラウドクレジット(杉山智行社長、東京都中央区、03・6268・9210)は、6月をめどにホームページ(HP)を刷新する。ファンドへの出資を受け付けるなど、顧客との窓口になっているHPの見た目、分かりやすさ、使い勝手を良くし、繰り返し投資してもらえるようにする。また投資の未経験者でもより良い投資体験が得られるようにする。同社が目標に置く「2020年に貸付残高1000億円(18年現時点比25倍)の達成」(杉山社長)を支える一手にする構え。
6月以降、順次リニューアル
HPの刷新については、社内の開発部隊が中心になって進める。目に触れやすい部分、投資判断に関わる部分を優先して順次リニューアルしていく計画。
ページに盛り込むファンド情報は、図やグラフ、分かりやすいアイコンを使うなどし、これまで以上に分かりやすい見た目にする。HPを通じて出資できるようにするのに必要なユーザー登録も、ストレスなく作業を進められるよう改良していく方針。
クラウドクレジットは投資対象を海外のローンに特化。対象ごとにさまざまなファンドを設定、それぞれHPに掲載して出資を募っている。関係者によると、「当社の投資対象が海外であることやファンドの構造が複雑なため(今回のHP刷新は)見て理解しやすくすることに主眼を置いている」。
同社は14年6月のサービス開始以来、約3年半の1月15日時点で、ユーザー登録者数1万人超、出資金額57億円(累計)。今後もソーシャルレンディングが一段と注目されるとみている。矢野経済研究所の試算では、クラウドファンディングの国内市場規模(17年)は1000億円超になる見込みで、うち9割がソーシャルレンディングが占める。
クラウドファンディングはインターネットを通じて不特定多数の人たちから資金を集める仕組み。ソーシャルレンディングはクラウドファンディングで集めた資金を個人、もしくは事業者に貸し付け、そこで得た金銭的なリターンを出資者に分配する。
(2018/2/3 05:00)