[ 金融・商況 ]
(2018/2/1 17:00)
仮想通貨ビットコインは1月に、時価総額にして442億ドル(約4兆8000億円)を失った。昨年の上げの2000億ドルの2割強が消えた。1月の下落分はビットコインの短い歴史の中で最大だった。
ビットコインは昨年12月上旬に2万ドル近くでピークを付けた。ビットコインおよび他の仮想通貨についての一連のマイナス材料のニュースが出る中で今年に入って下げが加速した。
オアンダのアジア太平洋地域トレーディング責任者、スティーブン・イネス氏は「1万ドルに達した後、ビットコインは必ず反発するという信仰が生まれた」と指摘。しかし、「リスク資産について考える時、50%の下落は一段安を示唆すると思われる。押し目買いを続けている人が多いので、大勢がやけどをするだろう」と話した。
同氏はビットコインが5000-6000ドルの水準まで下げると予想。その後に反発して1万-1万5000ドルを回復するとみているが、今後は世界の当局が仮想通貨業界への監視を強めるため紆余曲折があるのは必至だと考えている。(ブルームバーグ)
(2018/2/1 17:00)