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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/2/6 05:00)
素材業界が、自動車分野を中心にバリューチェーンの上流を目指している。三井化学が1月に試作や金型製造など開発支援のアークを買収するなど、各社は材料売りからの脱却をもくろむ。コスト面で優位な中国や中東、米国と同じ土俵で戦っても勝ち目はない。一方、自動車業界も100年に1度の変革期を迎え、産業構造の転換を迫られる。素材各社は「100年に1度のチャンス」を成長につなげる。
【広がる戦線】
「自動車メーカーの戦線は広がり過ぎている」。化学大手幹部は、トヨタ自動車が1月に米ラスベガスで発表した自動走行電気自動車(EV)『e―パレットコンセプト』を見て、こう漏らした。
自動車メーカーは人工知能(AI)や電動化など多方面の技術課題を抱える。一方、足元ではエンジン車がまだまだ事業の中心だ。「何でもかんでもやらないといけない時代になって材...
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(2018/2/6 05:00)
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