[ 新製品 ]

へら絞りで頑丈な燻製器 今野工業、初の自社製品

(2018/2/22 05:00)

  • 厚さ1・2ミリメートルのステンレス材を使い強固なつくりを実現

今野工業(川崎市高津区、今野辰裕社長、044・811・7204)は、へら絞り加工で製作したアウトドア用品「ステンレス製スモーカー」を月内に発売する。厚さ1・2ミリメートルのステンレス材を使うことで、強固なつくりを実現した。消費税抜きの価格は1万2000円。月間数台の販売を目指す。

ステンレス製スモーカーはいわゆる燻製(くんせい)器。燻製チップなどを入れ肉や魚をいぶす。燻製の中でも80度C―100度Cの高温になる“熱燻(ねっくん)”用として、利用する。ふたを閉めた場合の高さは約14センチメートル。へら絞り加工の特徴を生かし、一つの器で直径28センチメートルと同26センチメートルの差異を設け、金具不要で2段の網を張れる構造を実現した。ふたの上部には温度計投入口も設けた。

開発したのは、同社の今野靖尚氏。家族や友人とキャンプに行くが「一般的な燻製器はプレス加工のためか、歪みやすかった」と感じ、自ら作製した。

同社が自社製品を販売するのは初めて。販売はホームページから行う。「へら絞り加工のPRにつなげたい。スモーカー以外の機器の販売も予定している」(今野氏)と意気込む。(横浜)

(2018/2/22 05:00)

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