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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/23 16:30)
【ニューヨーク=時事】タカタ製エアバッグの欠陥問題で、米44州と首都ワシントンの司法当局は、6億5000万ドル(約690億円)の民事制裁金の支払いなどでタカタと和解した。
州当局は、エアバッグの欠陥を把握しながら適切な情報開示を怠ったとしてタカタを調査していた。科学的な裏付けなしに同社製エアバッグを安全と説明しないこと、試験データを偽装しないこと、欠陥品の迅速な回収に取り組むことでも合意した。
タカタは昨年1月、欠陥を隠蔽(いんぺい)した刑事責任を認め、賠償金など計10億ドルを支払うことで米司法省とも和解済み。
世界で1億個を超える大規模リコール(回収・無償修理)問題で経営難に陥ったタカタは昨年6月、日米で破産を申請。米国では今月、再建計画が裁判所の承認を受け、破産手続き完了に向け前進した。
(2018/2/23 16:30)