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[ エレクトロニクス ]
(2018/2/26 05:00)
【ロイターES・時事】米インテルは、CPU(中央演算処理装置)の脆弱(ぜいじゃく)性の問題に関して、情報リークによって公表されるまで、米コンピューター緊急事態対応チーム(US―CERT)に報告していなかった。インテルやグーグルの親会社アルファベット、アップルは、下院エネルギー商業委員会に文書を提出。問題の開示時期に関する詳細が明らかになった。
退職者を含めた政府関係者は、国家安全保障に影響を及ぼしかねないとして、公表前に政府に報告がなかったことへの懸念を表明。インテルは、脆弱性を狙ったサイバー攻撃がなかったため、当局と情報共有する必要があると考えなかったと説明した。
アルファベットによると、グーグルのセキュリティー専門家は2017年6月時点で、米国のインテル、AMDと英国のARMに問題を通報した。インテルはインターネット上のサイト「レジスター」で問題に関するリポートが広く読まれ始めた後、1月3日までUS―CERTに報告していなかった。
(2018/2/26 05:00)