[ 自動車・輸送機 ]

ベンツ日本、発電機を搭載した「S450」 電動化で燃費向上

(2018/3/2 05:00)

メルセデス・ベンツ日本(東京都品川区、上野金太郎社長、03・6369・7200)は1日、新開発のモーター機能付き発電機「ISG」を搭載した最高級セダン「S450=写真」を発売したと発表した。電気システムの導入を前提に設計した新型直列6気筒ガソリンエンジンなども採用。電動化技術を活用することで、高い走行性能と快適性、燃費を実現した。消費税込みの価格は1147万円から。

ISGや容量約1キロワット時の電池で構成する電圧48ボルトの電気システムにより、回生ブレーキで発電、充電を行う。エンジンの低回転時にその電力を使って動力を補うことで、高い効率性と力強い加速を実現。高出力モーターをスターターとして使うため、エンジン始動時の振動も抑えられる。

新型エンジン「M256」は排気量3000ccで、最高出力367馬力、最大トルク500ニュートンメートル。補機類を電動化したことでベルト駆動装置が不要となり、小型化を実現したほか、燃焼プロセスも最適化した。

また低回転域で過給を行う電動スーパーチャージャーを搭載し、加速性能を高めた。

独ダイムラーのV型ガソリンエンジン統括シニアマネージャーのラルフ・ヴェッラー氏は、同日開いた発表会で、「内燃機関のエンジンでありながら、電動化の組み合わせによって最高の快適性、燃費、パフォーマンスを実現した」と強調した。

(2018/3/2 05:00)

自動車のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン