【電子版】東京株、一時600円安 米輸入制限を嫌気

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  米国株の大幅安を嫌気し、日経平均株価の下げ幅は一時600円超となり、ほぼ全面安となっている（ブルームバーグ）

　2日午前の東京株式市場は、米国株の大幅安を嫌気し、日経平均株価は384円49銭安の2万1339円98銭と続落して始まった。下げ幅は一時600円超となり、ほぼ全面安となっている。

　トランプ米大統領は1日、鉄鋼などの輸入制限措置の実施を表明。米中などの貿易摩擦が激化するとの懸念から米国市場は大きく下落した。為替は1ドル＝106円台前半と円高方向で推移しており、東京市場でもリスク資産を回避する動きが強まった。

　トランプ大統領は来週、輸入制限措置に関する文書に署名する見通しで、市場関係者は「しばらく買いは手控えられる」（国内運用会社）との見方を示した。（時事）