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(2018/3/4 13:00)
ムンバイの外国人駐在員はキャリアが高い水準にあり、転勤手当や給与もそれに比例した相応しいものになるためだという(ブルームバーグ)
インドの金融・商業・娯楽の中心地であるムンバイは、外国人駐在員の給与の世界都市別ランキングで首位に立った。HSBCバンク・インターナショナルの調査で分かった。
HSBCエクスパットの調査によると、ムンバイの外国人駐在員の平均年収は21万7165ドル(約2300万円)と、全世界の平均である9万9903ドルの2倍余りとなった。
HSBCエクスパットの責任者、ディーン・ブラックバーン氏は「ムンバイは企業から派遣された外国人の割合が最も高い。これらの駐在員は転勤パッケージの恩恵を受けることが多い」と説明。また、ムンバイが首位に立った理由として、駐在員の経歴や経験が高い水準にあることなどを挙げた。
アジアの都市ではムンバイ以外に、上海、ジャカルタ、香港が10位以内に入った。
人口1800万人強のムンバイを含め、一般的にアジアの駐在員の報酬は高いものの、駐在員の雇用機会ランキングでは、アジア勢はロンドンやサンフランシスコ、ニューヨーク、バーミンガムなど英米の都市の順位を下回った。
駐在員給与ランキングでは、前回の国別ランキングで首位だったスイスから2都市がトップ5入りした。クレディ・スイス・グループやUBSグループが本拠を置くチューリヒが3位に付け、商品取引会社のトラフィギュラ・グループやマーキュリア・エナジー・グループなどが拠点を置くジュネーブが5位だった。(ブルームバーグ)
(2018/3/4 13:00)