[ 科学技術・大学 ]

東京医科大学、AIで大腸がん検出 尿の成分を高精度解析

(2018/3/9 05:00)

東京医科大学の杉本昌弘教授らは、採取した尿の成分を人工知能(AI)で解析し大腸がん患者を高精度に検出する手法を開発した。尿検査で大腸がんを見つけ出す検査技術の開発につながる。複数の大学病院と連携し、精度の検証や高精度で簡便な測定方法の開発などを進める。

大腸がん患者や健常者などを合わせた242人から尿を集め、尿中の代謝物を測定。健常者や大腸ポリープ患者に比べ、がん患者の尿は細胞増殖などに関わる「ポリアミン類」の濃度が高かった。さらに10数種類のポリアミン類の濃度の患者ごとのパターンをAIに学習させ、高精度にがん患者と健常者とを見分けられた。

(2018/3/9 05:00)

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