[ 政治・経済 ]
(2018/3/19 13:00)
【ワシントン時事】米商務省は18日、トランプ大統領が発動を決めた鉄鋼、アルミニウムの輸入制限について、適用除外とする製品の選定手続きを始めると発表した。米業界からの除外要請を19日から受け付け、安全保障上の影響などを考慮して決定する。
トランプ政権は、安全保障上の脅威を理由に鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を23日から適用する予定。同盟国については、安保、経済両面での貢献を考慮し、関税の適用除外の是非を判断する。米国内の生産量が少ない製品についても、商務省が除外を検討する方針を示していた。
トランプ大統領はこれまでに、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダ、メキシコのほか、オーストラリアを適用除外とする意向を示した。中国や欧州連合(EU)は米国の強硬措置に反発しており、貿易摩擦の激化が懸念されている。
(2018/3/19 13:00)