[ 政治・経済 ]
(2018/3/20 22:00)
【パリ時事】フランス警察当局は20日、サルコジ元大統領を2007年の大統領選でリビアから違法な政治献金を受けた疑いで拘束し、パリ郊外の警察施設で事情聴取を行った。複数の仏メディアが報じた。
フランスでは外国の政府や組織、企業からの政治献金は禁じられている。仏ニュースサイト「メディアパール」が12年、リビアのカダフィ大佐からサルコジ氏への政治献金の存在を示す文書を報じたことを受けて、当局が捜査を進めていた。
サルコジ氏がリビアからの献金疑惑で聴取を受けるのは初めてで、最大48時間拘束される。その後、予審判事が起訴の可否を判断する手順となる。
メディアパールによると、リビア政府からサルコジ氏への献金は総額で約5000万ユーロ(約65億円)に上るとみられている。サルコジ氏は疑惑を否定してきた。
(2018/3/20 22:00)