[ 政治・経済 ]
(2018/3/29 13:00)
【サンパウロ時事】南米エクアドルの外務省は28日、米国への身柄引き渡しを恐れて在英エクアドル大使館に5年9カ月にわたり籠城している内部告発サイト「ウィキリークス」創始者ジュリアン・アサンジ容疑者(46)に対し、外部との連絡を禁じたと発表した。
アサンジ氏は昨年、スペイン東部カタルーニャの独立を支持する発信を大使館内から続けた。エクアドルのモレノ大統領はスペイン政府への謝罪に追い込まれ、アサンジ氏に激怒していたと伝えられる。アサンジ氏は昨年末、「他国に干渉するようなメッセージを発信しない」とエクアドル政府に約束していた。
しかし、その後もインターネット交流サイト(SNS)を通じ、発信を継続。今月に入ってからも、英国で起きた元ロシア情報員暗殺未遂事件を受け、欧米諸国がロシア外交官を一斉に追放したことへの批判をツイッターで繰り広げていた。
(2018/3/29 13:00)