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[ エレクトロニクス ]
(2018/4/25 05:00)
【京都】日本電産は24日、米家電大手メーカーのワールプール(ミシガン州)から、冷蔵庫用コンプレッサーを生産するブラジルのエンブラコを買収すると発表した。買収額は10億8000万ドル(約1175億円)。2019年度前半に買収を完了する予定。コンプレッサーは空気を圧縮して圧力を高める部品。日本電産が持つ高効率モーター技術と相乗効果があるとみて、重点事業に掲げる家電向け製品を強化する。
日本電産は17年にドイツのコンプレッサーメーカー、セコップグループを買収し、家庭用・商業用冷蔵庫向けコンプレッサーに本格参入した。日本電産の永守重信会長兼社長は24日、大阪市内で会見し、エンブラコ買収により「(冷蔵庫向けコンプレッサーの)世界的な供給体制が整った」と説明した。
世界的に環境規制が強化される中、エネルギー効率の高い部品が求められる。永守会長兼社長は「(家電にも)省エネの波が来ている」とした上で、...
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(2018/4/25 05:00)
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