[ 政治・経済 ]
(2018/5/10 07:00)
【モスクワ=時事】ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で9日、旧ソ連の対ドイツ戦勝を記念する毎年恒例の軍事パレードが行われた。国民の愛国心をあおって求心力を維持するプーチン政権は国威発揚の場としてパレードを重視している。
プーチン大統領は演説で、旧ソ連が第2次大戦を終結に導いたと強調。その上で「欧州と世界を隷属やホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の恐怖から救ったわれわれの功績を抹消し、ゆがめようとする試みがある。こうしたことは許さない」とけん制した。パレードにはイスラエルのネタニヤフ首相らが出席した。
国防省によると、パレードには兵士ら1万3000人以上が参加。最新鋭ステルス戦闘機のスホイ57や、極超音速ミサイルシステム「キンジャール」を搭載した戦闘機のほか、最新鋭地対空ミサイルシステムS400などが登場した。
(2018/5/10 07:00)