【電子版】エンブラエル、事業3分割作業が難航 ボーイングと商用機提携で

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  エンブラエルのエンジニアの多くが軍用機と商用機の両事業に関与しているため、配分交渉が難航しているという（ブルームバーグ）

【サンパウロ・ロイターES＝時事】3人の関係筋が今週語ったところによると、米航空機大手ボーイングとブラジル同業エンブラエルは商用機分野での提携を目指しているが、エンブラエルの事業3分割をめぐって困難な作業を強いられており、合意に遅れが生じている。

　両社は4月、エンブラエルの軍用機部門と恐らくビジネスジェット部門を除く、商用機分野に特化した新会社設立に向け交渉していると発表した。ブラジル政府は今回の案を支持している。

　現在、エンブラエルの数千人のエンジニアの配分などの交渉が行われているという。これらのエンジニアの多くがこれまで、軍用機と商用機両方の事業に関与している。

　エンブラエルのコメントは得られていない。ボーイングはコメントとして、協議は進展しているが、実現させなければならないものではないとした、ミューレンバーグ最高経営責任者（CEO）の9日の発言を引用した。