[ 地域経済 ]
(2018/5/16 13:30)
岐阜市は9日、戦国武将・織田信長の居城、岐阜城(同市)の一角「赤ケ洞」で、巨石を使った石組みが新たに見つかったと発表した。二つの文献に、赤ケ洞には信長の孫にあたる織田秀信の「遊山所」や「風呂」などがあったと記録されており、市教委は石組みのそばに秀信の別邸が存在した可能性があるとみている。
市教委によると、石組みは今年1~4月の調査で見つかった。2メートル以上の石で構成され、岐阜城がある金華山の谷筋に計約50メートルあった。金華山ではこれまでに、西麓の槻谷で信長の館跡が発見されている。
担当者は石組みについて、信長が岐阜城に入った1567年以降に造られたとみており、「秀信の別邸の庭の一部だったのではないか」と推測している。
今回の調査では他に、金華山の中腹から新たな石垣も発見された。市教委は20日に見学会を予定している。(時事)
(2018/5/16 13:30)