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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/5/19 08:00)
【シドニー=時事】オーストラリアのリチウム鉱生産大手キッドマン・リソーシズは17日、米電気自動車(EV)大手テスラに対して、EVに搭載される電池の原料となるリチウムを供給することで合意したと発表した。
合意によると、供給は当初は3年間の契約で、2度の契約更新が可能。価格は固定で、テスラはリチウムを引き取らない場合にも、一定額の支払いが生じる。
今回の合意を受けて、キッドマンがチリのリチウム生産世界最大手SQMとの合弁事業を通じて、西オーストラリア州内にリチウム処理場を建設する計画が、本格的に動きだすことになった。テスラへの供給量は、同処理場で当初3年間に生産するリチウムの25%未満に相当するという。
キッドマンは、テスラ以外の企業などとも、リチウムの長期供給に向けて協議。こうした企業が求めるリチウムの量は既に、同処理場の当初の生産能力を超えているという。
(2018/5/19 08:00)