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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/29 05:00)
【クアラルンプール=時事】マレーシアのマハティール首相は28日、首都クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画について中止する方針を示した。首相は「巨額の費用がかかり、有益ではない」と述べた。
9日の総選挙で政権交代を果たしたマハティール首相は国の債務圧縮を目指し、前政権で決めた大型事業の見直しを進めている。
首相は、「これは(マレーシアの)最終決定だが、シンガポールとの協定があるため(中止の合意まで)時間がかかるだろう」と説明。計画の中止に伴う補償額が5億リンギ(約137億円)程度になるとの見通しを示した。
高速鉄道計画は東京―名古屋間とほぼ同じ約350キロメートルを90分で結ぶもので、2026年末までの開業を目指していた。住友商事、JR東日本などによる日本企業連合のほか、中国や韓国、欧州の企業が関心を示してきた。
(2018/5/29 05:00)