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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/6/6 16:00)
独ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツは、米国の2都市で自動車の定額制サービスの試験運用を開始する。ジープやポルシェなどの動きに追随する。
発表資料によると、サービスの当初の対象はナッシュビルとフィラデルフィアのドライバーで、月額1095ドル(約12万円)から2995ドルまで3つの価格帯が提供される。契約者はセダン「Cクラス」やスポーツタイプ多目的車(SUV)「GLE」など30種類のモデルが利用可能となり、選択した価格帯の範囲内で好きなだけ車を乗り換えることができる。
メルセデスは他の自動車メーカーに続き、ネットフリックスやウーバー・テクノロジーズに類似したサービスを提供することで、若い顧客へのアピールを目指す。また、ドイツの同業BMWとも真っ向から対決する。BMWは4月にナッシュビルで月額最高3700ドルの定額制サービスの実験を開始。一方、フィアット・クライスラー・オートモービルズは先週、2019年にジープブランドの定額制サービスを開始すると発表した。
顧客がサービスを開始するには、アプリをダウンロードして運転免許証の写真を撮り、クレジットカード情報を入力して495ドルのアクティベーション手数料を支払う。加入者は価格帯の範囲内ならどの自動車も選ぶことができるほか、走行距離に制限はない。月額料金には保険や車両メンテナンス、24時間のロードサービスが含まれる。
試験運用の期間は18カ間で、メルセデスは来年の早い時期に次のステップを検討すると、金融サービス部門のゼネラルマネジャー、クレイグ・ウォルターズ氏が説明した。(ブルームバーグ)
(2018/6/6 16:00)