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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/6/14 14:30)
【デトロイト=ロイターES時事】米自動車大手フォード・モーターは13日、独ダイムラーとの自動車用燃料電池技術開発に関する合弁会社を解散することを明らかにした。今後は両社がそれぞれ独自に開発を進めていく。
フォードがロイター通信に対して語ったところによると、両社の合弁会社「オートモーティブ・フューエル・セル・コーポレーション」(加ブリティッシュコロンビア州)は今夏に解散する予定。同社ウェブサイトによると、従業員は約200人という。
主要な自動車メーカーやスタートアップ企業は長年、燃料電池車の開発や投資を続けている。しかし世界の市場で燃料電池車は小さな「ニッチ」を占めるにすぎない。
燃料電池車をめぐっては、ホンダと米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が共同で開発しているほか、トヨタ自動車は量産化に向けた取り組みを進めている。独自動車大手フォルクスワーゲンの高級車部門アウディと組んで燃料電池開発を行っている加バラード・パワー・システムズも今週、アウディとの契約を延長した。
一方、ダイムラーのツェッチェ最高経営責任者(CEO)は今年初め、バッテリーを使った電気自動車に注力する考えを示唆していた。
(2018/6/14 14:30)