[ ICT ]
(2018/7/1 05:00)
【シリコンバレー=時事】人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」を開発した米ナイアンティックは、スマホ画面の現実映像にキャラクターを登場させる拡張現実(AR)の新技術を公開した。キャラクターが実際の物体の遠近を反映して動くようになり、より自然に映像に溶け込む。米IT各社はAR対応を強化しており、開発競争が一段と激化しそうだ。
27日にサンフランシスコの本社で開いた発表会で、ピカチュウが現実にある鉢植えの裏に隠れたり、人の足元に回り込んだりする映像を披露した。従来は物体に重ねるように表示されていたが、新たに買収した英マトリックス・ミル社の技術で違和感の少ない動きが可能になった。
また、複数のスマホから同じAR画像を共有する機能を発表。大人数で遊ぶ対戦型ゲームなどに応用が広がりそうだ。
ジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は「AR体験は友人と映画に行くのと同じくらいありふれた出来事になる」と語った。
Codename: Niantic Occlusion - Real World AR Occlusion featuring Pikachu and Eevee(Niantic)
(2018/7/1 05:00)