[ 政治・経済 ]
(2018/7/11 05:00)
防衛省海上幕僚監部は10日、弾道ミサイル迎撃能力を備える建造中のイージス艦(8200トン)の命名・進水式が、30日に横浜市のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所(磯子工場)で行われると発表した。海自の7隻目のイージス艦となり、2020年に就役する。
新造艦は日米両国が共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の発射能力を備えることになる。来年には別の新規イージス艦も進水する予定で将来、弾道ミサイル対処能力のある海自イージス艦は8隻態勢となる。
敵の巡航ミサイルや航空機の位置情報を最新のネットワークで共有できる「共同交戦能力(CEC)」と呼ばれるシステムも初めて導入。将来、CECを搭載する米海軍のイージス艦ともデータリンクで結び、中国が開発を進める対艦ミサイルなどの脅威も念頭に情報共有化を進めるとみられる。(時事)
(2018/7/11 05:00)