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[ 科学技術・大学 ]
(2018/8/1 11:30)
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で、実験ラックの冷却水配管から微量の水が漏れていることが31日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)への取材で分かった。水漏れは続いているが、JAXAは現時点で宇宙飛行士の安全や実験に影響はないと説明。水漏れ部位の特定を急ぐとしている。
JAXAによると、18日午後4時ごろ(日本時間)、実験ラックから出る廃熱の冷却水を監視するモニターが異常を検知。詳しく調べたところ、20日になり、冷却水が90ミリリットル減少していることが判明。配管の一部に水滴が付いているのも見つかった。
冷却水は現在も1日当たり数十ミリリットルずつ減少しているが、全体で約3.2リットルあるといい、JAXAは当面の影響はないとしている。
ISSには現在、米国、ロシアなどの飛行士が6人滞在。6月まで滞在していた金井宣茂さん(41)が帰還したため、日本人飛行士はいない。(時事)
(2018/8/1 11:30)