[ 人物 ]
(2018/8/6 05:00)
目標は“丸ごと”設計
「新設ポンプ場の設計を丸ごと任されるようになりたい」と意気込むのは、鶴見製作所でポンプ場の設計やポンプ設置現場での施工管理に携わる青山陽奈さん(24)。手がけるのは雨水を排水する大型ポンプだ。入社3年目で後輩も増えてきた。設計グループを引っ張る思いも芽生えている。
助け合い、ミスない仕事を
京都市山科区出身で大阪工業大学工学部機械工学科に進学しました。流体機械研究室で主に取り組んでいた熱交換器の研究に打ち込むため、4年生から大阪市内で1人暮らしを始めました。土木文化研究部のサークル活動で測量をよくやっていたのが今の仕事に生きていますね。ポンプは大学研究室で扱うテーマでもあり、身近に感じていました。測量も伴うポンプ場の施工管理ではお客さまと綿密な打ち合わせを重ねています。
入社1年目の秋から半年間、香川県さぬき市の農業用水の仕事に携わりました。現地に住んで大型ポンプ4台の設計・施工で先輩をサポートしました。讃岐うどんもよく食べましたね。2年目の昨年は山梨県笛吹市のワイン用ブドウ畑に据えるポンプの仕事に取り組みました。入社する前から出張が多いと聞いていて、やりがいを感じています。2年目からは仕事を任されることが増えました。連携不足でお客さまへの部品の図面提出が遅れた失敗もあり、今はしつこく確認しています。
10人いる設計1課は後輩が3人になり、指導する側にも回ります。それぞれの案件で中心になる人を助け合う体制が作られています。社内には出産を経て職場復帰し、活躍する女性の先輩方も多いので心強いですね。
休日は旅行やドライブに出かけます。週末の予定があるので仕事を頑張ろうという気持ちになります。今の仕事は既存のポンプ施設の更新が中心ですが、いつか新設のポンプ場の設計を任されることを目標にしています。(文=大阪・林武志、写真=同・清家史彦)
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◇鶴見製作所 ポンプシステム部エンジニアリンググループシステム設計1課
(2018/8/6 05:00)