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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/8/19 07:00)
米テキサス州ダラスの州地裁陪審団は17日、ダラス在住の夫妻の幼児2人が2016年に起きた02年型レクサスES300の追突事故で重傷を負った原因は、同車の前部座席の不具合にあったとして、トヨタ自動車に2億4200万ドル(約267億円)の支払いを命じる評決を下した。
裁判所の文書によると、同陪審団はトヨタ自動車と米国トヨタ自動車販売にこの問題で重大な過失があったとし、懲罰的損害賠償金として1億4400万ドルを認定。陪審団は前部座席が不当に危険であり、会社側がリスクを警告していなかったと判断した。
トヨタのスポークスマン、エリック・ブース氏は発表資料で「陪審団の判断を尊重する一方、われわれは負傷が02年型レクサスES300のデザインや製造過程の不具合でなく、今回の事故に固有の要因によるものと引き続き確信している」と述べ、上訴の選択肢を検討することを明らかにした。
原告の弁護士であるフランク・ブランソン氏は発表文で、フロントシートバックに構造的な問題があったと述べた。
同陪審団は幼児2人の医療費や身体障害、精神的苦痛や他の損害賠償金として9200万ドルを認定した。(ブルームバーグ)
(2018/8/19 07:00)