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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/8/20 12:00)
米ウォルマートは化粧品メーカーに対して、中国以外での生産を検討するよう要請している。差し迫るトランプ政権による対中関税の影響を抑制するために、小売り世界最大手が初めて示した意向の一つだ。
ブルームバーグが入手したウォルマートの電子メールによれば、同社の購買部門は化粧品供給元の一部へ今月7日付で送った文書の中で、中国外に生産設備を所有しているか、そうでない場合は生産能力を拡大するために投資を検討するかを尋ねている。米政府の追加関税で打撃を受ける可能性がある中国製品のリストには口紅やシャンプーなどが含まれている。
ウォルマート広報担当者ランディ・ハーグローブ氏は「わが社は関税を巡る議論を注視し、特に関税がエスカレートする可能性があることを考慮して緩和策に積極的に乗り出している」と指摘。「緩和策の一つは、われわれの供給者が行っていることと、計画や代替案を理解することだ」と述べた。(ブルームバーグ)
(2018/8/20 12:00)