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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/9/7 11:30)
国際線、あすにも一部再開
台風21号に伴う高潮などで閉鎖が続いていた関西国際空港(大阪府泉佐野市)は7日、一部の国内線の運航が3日ぶりに再開された。国際線についても、8日にも一部再開するという。
7日の運航は、ピーチ・アビエーションの那覇、仙台発着など17便と日本航空の羽田発着2便の計19便。第1便となった正午前の新潟行きには35人余りが搭乗した。
関西空港は台風で2本ある滑走路のうち、A滑走路が最大約50センチメートル冠水。発着に使う機材なども浸水で大きな被害を受けた。国内線は大きな損傷がなかった第2ターミナルとB滑走路を使って運航される。
関空の運営会社は7日朝、国際線についても8日から一部で運航を再開する方向で調整を進めていると発表。第2ターミナルを使う格安航空会社(LCC)が中心となる見通しだ。1週間程度をめどに、A滑走路の修復や、第1ターミナルの部分的な利用再開を目指すという。
ただ、関空へ向かう連絡橋は台風の強風にあおられたタンカーが衝突して大きく損傷。橋南側の道路と鉄道の線路は、橋桁がゆがむなどして通行できなくなった。
一般車両は連絡橋を通れず、大半の乗客は最寄りの南海電鉄泉佐野駅とJR日根野駅から発着する臨時シャトルバスを利用する。通行可能な北側の道路を対面通行にするため、渋滞が予測されたが、大きな混乱は起きていないという。(時事)
石井国交相、国際線「伊丹・神戸で受け入れ必要」
台風21号の影響により関西国際空港で国際線が運航できず、国内線も運航再開が一部の便にとどまっていることを受け、石井啓一国土交通相は7日の記者会見で「関空の本格復旧までの間、伊丹・神戸両空港で国内、国際便を受け入れる態勢の確保が必要と考えている」と述べた。国交省は地元関係者との調整を進めているという。(時事)
(2018/9/7 11:30)