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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/9/15 06:00)
【フランクフルト=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、同社を象徴する乗用車の一つである小型車「ビートル」の生産を2019年で終了すると発表した。「カブトムシ」の愛称で知られ、ルーツがナチス時代のヒトラーによる大衆車構想にさかのぼる名車が約80年の歴史に幕を下ろすことになる。
2011年からの現行モデルは3代目。現在、メキシコの工場で生産されているが、19年7月に打ち切られる。
ビートルは丸みを帯びた独特のデザインで、日本を含めた世界各国で人気を得たが、最近は販売が低迷していた。1950年代前半に初代モデルが登場した日本では、19年で販売を終了する方針が既に発表されている。
近年は、排ガス不正への対応に追われるVW。経営の立て直しへ新たな戦略を模索する中、往年の名車が姿を消す。
(2018/9/15 06:00)