[ 政治・経済 ]
(2018/9/24 05:00)
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西九竜駅のプラットホームに停車中の深圳北駅行き高速鉄道（動感號）（9月23日、香港＝ブルームバーグ）
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西九龍駅で行われた開通式典で中国本土との融合に期待を示した香港政府の林鄭月娥行政長官（9月22日、香港＝ブルームバーグ）
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開通式典で高速鉄道を視察する広東省の馬興瑞知事（前列左）と香港政府の林鄭月娥行政長官（9月22日、香港＝ブルームバーグ）
【香港＝時事】香港と中国南部・広東省広州市を結ぶ高速鉄道が23日、全線開通した。2万5000キロメートルを超える中国本土の高速鉄道網と香港が初めて直接つながることで、双方の人的交流や経済関係の強化が進むとみられている。
全長142キロメートルの「広深港高速鉄道」のうち、未開通だった広東省深圳―香港間（約26キロメートル）でこの日、営業運転が始まった。広州―香港間は従来の約2時間から48分に短縮された。
22日の開通式典で、香港政府の林鄭月娥行政長官は「開通の最も重要な点は、双方の人々を結び付けることにある」と述べ、香港と中国本土の融合に期待を示した。
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開通初日に西九龍駅から深圳北駅まで利用する乗客ら（9月23日、香港＝ブルームバーグ）
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香港側ターミナルの西九龍駅。広州―香港間は48分に短縮された（9月23日、香港＝ブルームバーグ）
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深圳北駅行き高速鉄道の乗務員（9月23日、香港＝ブルームバーグ）
高速鉄道は深圳北、広州南の両駅で本土の高速鉄道網に接続しており、直通列車で北京や上海に行くこともできる。香港側ターミナルの西九竜駅から旅行で貴州省に向かう自営業の香港人男性（70）は「本土へ早く行けるようになった」と開通を喜んだ。
一方、西九竜駅に香港と中国の出入境管理施設を併設したことから、入管通過後の駅構内や車両内は本土の法律が適用される。このため、民主派を中心に懸念もくすぶっている。
(2018/9/24 05:00)
