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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/10/3 10:30)
米電気自動車のテスラが納車の急増を発表した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による一連の試練を乗り越え、黒字化に向けた弾みとなる可能性がある。
7ー9月(第3四半期)の納車台数は8万3500台と、前四半期から倍増した。このうち「モデル3」が5万5840台で、テスラが同車種の大量生産体制の開始とみていた水準に到達した。
同四半期のモデル3生産台数は5万3239台で、同社が5万-5万5000台としていた見通しの範囲内。さらに同車種8048台がまもなく顧客に届けられるという。
マスクCEOは第3四半期に損益とキャッシュフローともに黒字化すると予想していたが、2日の同社の発表では慎重な姿勢をみせ、財務上の結果については四半期の業績発表で開示すると述べた。前四半期に生産・納車台数を公表した際には、第3・4四半期の損益とキャッシュフローの黒字化見通しを据え置いている。
モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は、モデル3の内訳について「デュアルモーター搭載モデルの生産がシングルモーターを上回り、ここ数週間ではデュアルモーター搭載型が100%近くになっている。高性能モデルにかなり傾斜している」と指摘した。(ブルームバーグ)
(2018/10/3 10:30)