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[ 科学技術・大学 ]
(2018/10/3 19:30)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、探査機「はやぶさ2」がドイツ・フランスが開発した小型探査機「マスコット」を小惑星「リュウグウ」に向けて投下したと発表した。ドイツ航空宇宙センター(DLR)も同日、マスコットが無事にリュウグウ表面に着地したと発表した。
マスコットは縦横約30センチ、高さ約20センチメートルの直方体形の探査機で、鉱物に含まれる水や有機物などを調べる分光顕微鏡や磁力計、カメラなど四つの観測機器を搭載している。
はやぶさ2は3日午前11時前、リュウグウの南半球に向けてマスコットを投下。DLRによると、約20分後にリュウグウ表面に到達した。マスコットはバッテリーで約16時間の動作が可能。はやぶさ2はリュウグウの上空約3キロで待機し、観測データを受信した後、上空20キロメートルの定位置に戻る。
はやぶさ2は9月21日、小型探査ロボット「ミネルバ2-1」を投下し、着地させることに成功。10月下旬にははやぶさ2本体がリュウグウに着地、試料採取に挑む。(時事)
Animation: Asteroidlander MASCOT on board Hayabusa2(DLR)
Die Landung von MASCOT - Mission Hayabusa2(DLR)
(2018/10/3 19:30)