[ ICT ]
(2018/10/10 13:00)
米アルファベット傘下のグーグルが新製品を一斉に発表した。スマートフォン「ピクセル」の新型モデル2種類とタブレット端末、画面付きのスピーカーで、競合の最新機種に対抗する。
新型スマートフォンの「ピクセル3」と「ピクセル3XL」はともにディスプレーが大画面化され、処理速度の速いプロセッサーを搭載、カメラ撮影機能も向上した。グーグルのスマホは利用者の好評価にもかかわらず、これまで収益に大きく貢献しておらず、新型機ではアップルやサムソン電子の高級スマホに対抗することが期待されている。
分析会社IDCのデータによると、グーグルは前年比2倍となる400万台のスマホを2017年に販売。一方アップルは2億1700万台。アルファベットはハードウエアの販売データを公表していないが、スマホや家庭用スマートスピーカーはその他の収入として分類され、クラウド事業やコンテンツ購入などと同じセグメントとなる。アルファベットの4-6月は同セグメントの売り上げが44億ドル(約5000億円)で、前年比37%増だった。
(2018/10/10 13:00)